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東京スカイツリーの開業を記念して、すみだ郷土文化資料館では「隅田川の情景」と題し、春夏秋冬に応じ「桜」「花火」「絵巻」「橋と渡し」のテーマで年間 特集展示を開催。最後となる4回目は、「橋と渡し」をテーマとして開催。江戸時代、隅田川下流には両国橋など5つの橋が架けられていた。技術的な限界から流出も多く、その維持・管理には江戸幕府も頭を悩ませた。また、橋を架けるほど交通量がない場所には「渡し」が設置さ れ、両国橋や橋場の渡しなどは著名な名所として、江戸への荷物を運ぶ帆船や夕涼みをする屋形船などとともに、浮世絵に描かれる題材の一つ。今回の展示は、同館がこれまで収集・保管してきた浮世絵史料等を特別公開するとともに、古文書史料も交えながら江戸時代の橋と渡しの実像に迫まる。 |