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2014年 9月 11日(木)
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企画展 吉原細見の世界
江戸幕府公認の遊郭を抱えた吉原のガイド本として使われた「吉原細見(よしわらさいけん)」を紹介する企画展。
吉原細見は、遊女屋や茶店、書店などが一軒ずつ書き込まれた地図で、入り口の「大門(おおもん)」や、帰る客が後ろ髪を引かれて振り返ったとされる「見返り柳」も記されている。遊女は店ごとに格付け順に載り、「紋日(もんぴ)」と呼ばれる正月などの特別料金日も案内されている。当初の細見は一枚絵だったが、後に喜多川歌麿の版元として知られた蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)が手がける冊子体が登場した。
発行も春と秋の年二回になる。見返しに著名人が序文を寄せていることも多い。

企画展では、図書館が所蔵する約三十点の細見原本のうち一八〇〇年代の十点のほか、
本草学者の平賀源内が「福内鬼外(ふくちきがい)」の名で書いた「細見嗚呼御江戸(さいけんああおえど)」
(一七七四年)の序文や、関連書籍などを展示。細見を元に起こし絵で立体化した模型もあり、大門から店が連なる雰囲気が感じ取れる。



 
 (継続中)
ECO EDO 日本橋 2014 〜五感で楽しむ、江戸の涼〜
日本橋地区において2014年7月11日(金)〜9月23(祝迄今年で7回目となる日本橋地域の夏のイベント『ECOEDO日本橋2014〜五感で楽しむ、江戸の涼〜』を開催。
ECO EDO 日本橋 実行委員会および名橋「日本橋」保存会は、今年で7回目となる日本橋地域の夏のイベント『ECO EDO 日本橋 2014 〜五感で楽しむ、江戸の涼〜』を開催。今年は新たに、“聞いて”涼を感じる「風鈴」を日本橋地域の約170 店の商店や商業施設の軒先に飾り、日本橋の街中に風鈴の音色が溢れる「日本橋 風鈴めぐり」を実施。昨年50 万人が来場した水中アートの展覧会「アートアクアリウム」を今年も開催。
今回新たな試みとして、日本橋地域の商業施設に「アートアクアリウム」のサテライト会場をイメージした水槽を設置し、“見て”感じる涼を街一帯となって演出します。『ECO EDO 日本橋』は、電力の恩恵がなかった江戸時代の暮らしをヒントに、楽しみながら涼をとる知恵や工夫を現代風にアレンジした取り組。
“着て”涼をとる「浴衣」、“江戸の知恵”が詰まった「舟遊び」・「打ち水」、“聞いて”涼を感じる「風鈴」、“食べて”味わう涼メニュー、“見て”涼を感じる「アートアクアリウム」など、日本橋の街全体で納涼を五感で体感出来るイベント。

詳細 http://www.nihonbashi-tokyo.jp/ecoedo2014/ 

 
 (継続中)
『もの』からみる近世「江戸図屏風と行列」
近代になって、江戸時代を懐古的に表像するとき、しばしば用いられたモチーフが「整然と往来する武士たちの行列」。近世の日本では、列島上を参勤交代の行列が、江戸に定期的に往来しただけでなく、朝鮮通信使や琉球王国の使節、オランダ商館長などの外国使節の行列も江戸をめざし大小さまざまな規模の行列が往来していたことは2013年度の企画展示『行列にみる近世』で紹介。
全国的な広がりをもって行列が往来したのは、近世の時代の特色であり、「徳川の平和」を表しているともいえる。 本展示では来館者の皆様に、行列から近世社会を想像していただきたいと考えています。
とくに、寛永期に将軍徳川家光が実質的な「天下人」となったことを祝して作成されたと考えられる『江戸図屏風』を中心に、そこに描かれている将軍や武士たちの行列をピックアップして、行列はなぜに描かれるのかという疑問から近世社会像を紹介します。

詳細 https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/special/index.html



 
 (継続中)
特別展『江戸妖怪大図鑑』3部「妖術使い」
詳細/や天狗、土蜘蛛などの「化け物」や、お菊やお岩などの「幽霊」、蝦蟇や蛇を操る「妖術使い」。
浮世絵には、見る者を怖がらせる迫力あるものから、思わず笑ってしまうようなユーモラスなものまで、さまざまな妖怪たちが描かれている。本展では、浮世絵版画における妖怪画の全貌を探るため、会期を3部に分け「化け物」「幽霊」「妖術使い」という異なるカテゴリーで掘り下げていき葛飾北斎や歌川国芳の代表作はもちろん、菱川師宣から月岡芳年まで、総展示数は約270点。
大勢の妖怪たちが皆様のお越しをお待ちしております。

詳細 http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/H26070809-edoyokaidaizukan.html

 
 (継続中)
鏑木清方と江戸の風情
鏑木清方(かぶらき きよかた・明治11年〜昭和47年/1878-1972)は戯作者條野採菊の子として東京神田に生まれ、浮世絵師月岡芳年の門人、水野年方から絵の手ほどきを受けた。はじめ挿絵を手がけ、やがて展覧会を活動の場とする日本画家となり成功を収めるが、清方が自身の造形と題材を模索するなかで見いだしたひとつの理想郷は江戸の浮世絵にあった。なかでも鈴木春信や鳥居清長、勝川春章といった絵師たちの作品世界に傾倒し、季節や場所の風情を尊ぶ江戸人の心情にも深く共鳴しながら、たおやかで粋な独自の美人画を確立。
 そしていまひとつ、清方が生涯描き続けた理想郷は、江戸の風情が色濃く残る、幼時を過した明治の東京。清方は来し方を繰り返し見つめ、季節の風物や市井のさりげない日常、暮らしの細部を丁寧に掬い、描きとめている。とりわけ戦中から戦後にかけて、東京から江戸の風情のみならず明治の面影までもが失われたのち、清方の過去への憧憬はいよいよ募り、江戸情緒はより純化したかたちで作品に現れるようになった。
 本展は、「江戸の風情」をテーマに鏑木清方の仕事を再考。幼い頃親しんだ草双紙や修業時代の制作、画業を貫流する江戸情緒など、いくつかの視点から、清方と江戸とのつながりを探る。また当館の所蔵品より関連する江戸期の作品をあわせて並べ、清方作品との共通項を観察。清方が江戸に見いだした理想郷に光をあて、清方が真に描きたかったものを考える機会となれば幸いです。


詳細 http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2014/0909/0909.html

 

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