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2012年 9月 26日(水)
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 (継続中)
渋川春海と江戸時代の暦
日本列島で大きな話題となった金環日食や「金星の太陽面通過」などもあり、今年は天文イヤーと呼ぶにふさわしいイベントが多数ありました。また、これにあわせて天体観測や観測ツアーなどにも多くの方が参加しており、新たに天文学に興味関心を持つ人々が増えております。 江戸時代初期の天文学者渋川春海は、日本独自の暦である「貞享暦」を製作します。当時は月と太陽の運行に基づく太陰太陽暦を採用していたので、「貞享暦」編纂という一大事業は、継続的な天体観測なくしては成立しえないものでした。東京都江戸東京博物館常設展示室では、江戸時代の暦の歴史、なかでも「貞享暦」を中心に取りあげ、暦や天文学などに興味関心を持っている方に向けて関連資料を展示します。

 
 (継続中)
萩まつり
1)萩を詠む
2 新内流し
3)野草ウォッチング
4)草笛教室
5)茶会
6) 秋の野草市




 
 (継続中)
展覧会「北斎のバードアイ‐空からの江戸見物‐」
北斎ゆかりの地での展覧会
1760 年(宝暦10 年)9 月23 日、本所割下水付近(現在の墨田区亀沢界隈)で世界的芸術家・葛飾北斎が誕生。90 年の生涯で、93 回もの引越しをしたと伝えられている北斎ですが、そのほとんどは生まれ故郷である本所、そして隅田川周辺であったと言われています。このように、北斎に縁の深い墨田区では、北斎を区民の誇りとして永く顕彰し、後世に伝えていくために、北斎に関する総合的な美術館「すみだ 北斎美術館」(平成27 年度開館予定)の開設準備を進めています。
「北斎の魅力を多くの人に伝えたい。」「すみだと北斎との関わりについてもっと知ってもらいたい。」このような想いから、区では美術館開館に先立ち、区所蔵作品による展覧会を開催いたします。




 
 (継続中)
能面名品選 金春座伝来の面を中心に
能楽は古くは猿楽(さるがく)と言って、社寺の祭礼にともなって行われるものでした。そのため古い社寺に能面が伝わっている例がしばしばみられます。南北朝時代、春日社と興福寺の猿楽を勤めた結崎座(ゆうさきざ)(観世(かんぜ)座)・外山座(とびざ)(宝生(ほうしょう)座)・坂戸座(さかどざ)(金剛(こんごう)座)・円満井座(えんまんいざ)(金春(こんぱる)座)を大和猿楽四座(よざ)といいます。このうち結崎座に観阿弥(かんあみ)、世阿弥(ぜあみ)親子が出て足利義満の寵愛を受け、世阿弥が能楽を芸能として大成しました。この後の将軍も能楽を愛好、やがて武家の式楽(しきがく)として各地の大名も能を催し、数多くの面を所蔵するようになりました。
大和猿楽四座のうち坂戸座から喜多が分かれ、現在の能楽シテ方宗家が揃いました。この宗家には能楽の演目と演出にあわせて工夫された面が備えられました。南北朝時代から室町時代にはあらたな曲がつぎつぎ作られ、面の種類も増えてゆきました。いわば創造の時代と言うことができます。この時期に作られた面は造形的な魅力に富み、本面といってきわめて尊重されます。安土桃山時代以降は型を伝える模倣の時代で、能面も本面を模作するようになります。模作は形や彫りだけでなく傷や彩色の剥がれた様子も写します。これと比較すべき宗家の本面は容易に鑑賞や調査を許されないので、能面の時代判定には困難がともないます。
東京国立博物館は200面を超える能面を収蔵しています。昭和25年に金春座に伝来した能面47面と能装束を購入しました。その中に造形的に優れた、創造の時代の所産とみられる面が少なからず含まれており、今回はそうした名品を中心に展示を構成しました。能面の造形の美しさをお楽しみください。

 

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