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2012年 10月 13日(土)
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 (継続中)
渋川春海と江戸時代の暦
日本列島で大きな話題となった金環日食や「金星の太陽面通過」などもあり、今年は天文イヤーと呼ぶにふさわしいイベントが多数ありました。また、これにあわせて天体観測や観測ツアーなどにも多くの方が参加しており、新たに天文学に興味関心を持つ人々が増えております。 江戸時代初期の天文学者渋川春海は、日本独自の暦である「貞享暦」を製作します。当時は月と太陽の運行に基づく太陰太陽暦を採用していたので、「貞享暦」編纂という一大事業は、継続的な天体観測なくしては成立しえないものでした。東京都江戸東京博物館常設展示室では、江戸時代の暦の歴史、なかでも「貞享暦」を中心に取りあげ、暦や天文学などに興味関心を持っている方に向けて関連資料を展示します。

 
 (継続中)
能面名品選 金春座伝来の面を中心に
能楽は古くは猿楽(さるがく)と言って、社寺の祭礼にともなって行われるものでした。そのため古い社寺に能面が伝わっている例がしばしばみられます。南北朝時代、春日社と興福寺の猿楽を勤めた結崎座(ゆうさきざ)(観世(かんぜ)座)・外山座(とびざ)(宝生(ほうしょう)座)・坂戸座(さかどざ)(金剛(こんごう)座)・円満井座(えんまんいざ)(金春(こんぱる)座)を大和猿楽四座(よざ)といいます。このうち結崎座に観阿弥(かんあみ)、世阿弥(ぜあみ)親子が出て足利義満の寵愛を受け、世阿弥が能楽を芸能として大成しました。この後の将軍も能楽を愛好、やがて武家の式楽(しきがく)として各地の大名も能を催し、数多くの面を所蔵するようになりました。
大和猿楽四座のうち坂戸座から喜多が分かれ、現在の能楽シテ方宗家が揃いました。この宗家には能楽の演目と演出にあわせて工夫された面が備えられました。南北朝時代から室町時代にはあらたな曲がつぎつぎ作られ、面の種類も増えてゆきました。いわば創造の時代と言うことができます。この時期に作られた面は造形的な魅力に富み、本面といってきわめて尊重されます。安土桃山時代以降は型を伝える模倣の時代で、能面も本面を模作するようになります。模作は形や彫りだけでなく傷や彩色の剥がれた様子も写します。これと比較すべき宗家の本面は容易に鑑賞や調査を許されないので、能面の時代判定には困難がともないます。
東京国立博物館は200面を超える能面を収蔵しています。昭和25年に金春座に伝来した能面47面と能装束を購入しました。その中に造形的に優れた、創造の時代の所産とみられる面が少なからず含まれており、今回はそうした名品を中心に展示を構成しました。能面の造形の美しさをお楽しみください。

 
 (継続中)
徳川家康の肖像(すがた) −江戸時代の人々の家康観−
泰平の時代の基礎を築いた徳川家康は、数多くの肖像画に描かれた。本展では家康のさまざまな肖像(すがた)に着目し、約35点の家康像を一堂に集め展示。あわせて、自筆の書画や遺品などからその実績や人物像を紹介。 第1章では、初期の徳川家康像として知られる、大養寺(東京都港区)所蔵の「徳川家康像」(伝小野通女筆)を展示します。さらに各地に伝来する徳川家康像等を紹介することにより、徳川家康像の成立とひろがりについても考えていきます。
 第2章では没後に神となり神像として描かれるようになった家康の視覚的イメージの変遷をたどり、東照大権現像の成り立ちについて考える。


 
 (継続中)
東京国立博物館140周年 古事記1300年・出雲大社大遷宮 特別展「出雲―聖地の至宝―」
神話の国、出雲。荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)、加茂岩倉遺跡(かもいわくらいせき)から、大量の青銅器群が発掘され、この地が古代の青銅器大国であったことが知られるようになりました。また2000年に出雲大社の境内から出土した宇豆柱(うづばしら)は、太い杉の丸太を3本束ねており、かつてそびえ建つ神殿が造られたことを物語っています。
現在、出雲大社では60年ぶりに本殿の修復や檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の葺き替えが進められています。この事業は2013年3月に完了し、5月には御祭神を仮殿から本殿に遷座する「平成の大遷宮」がおこなわれます。また、今年は出雲を舞台とした神話や出雲大社創建についても語られている『古事記』が編纂されて、ちょうど1300年の記念の年にあたります。
これを機に出雲大社の宝物をはじめ、島根県を代表する文化財の展示をとおして、独特の文化を形作った聖地、出雲を紹介いたします。

 
 10時00分〜     
すみだガラス市
ガラス製品だけの日本でただ一つの市です。
東京都認定伝統工芸品「江戸硝子」と「江戸切子」その他手造りガラス製品を特別価格で販売。

 

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