【安政江戸地震】 安政2年10月2日(1855)関東地方南部で発生した大地震。この地震により、江戸では約1万4千軒の家屋が全壊または焼失し、死者数は7千人近くに

投稿日時 2024-10-5 12:03:21 | トピック: トピックス

安政江戸地震の後、江戸では多くのかわら版や浮世絵が発行さた。その中でも特に有名なのが「鯰絵(なまずえ)」。鯰絵は、地震を引き起こすと信じられていた鯰をテーマにした風刺画で、地震後の混乱や復興の様子を描いている。

*鯰絵
鯰絵は、地震を引き起こすとされた鯰を描いた浮世絵。地震後の混乱を風刺し、鯰が人々に懲らしめられる様子や、逆に鯰が復興の象徴として描かれることもありました。鯰絵は非常に人気があり、短期間で多くの種類が制作された。

関連情報はこちら
錦絵に見る安政大地震>消防防災博物館 
https://www.bousaihaku.com/fireillustration/3957/


画像をみる> 「大鯰江戸の賑わい」絵 (東京大学地震研究所蔵)
ここでは、鯰がクジラのようにお金を噴き上げ、人々が喜んでいます。このように、地震直後の混乱の過程を経て、復興景気がひろまってくると、鯰は災厄の象徴から福をもたらす世直しの象徴へとかわっていった、と読み解くことができます。
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