新着情報 : 【大根役者】江戸時代では、街中へ大根売りがやって来ると、いよいよ本格的な冬の到来となる。
大根は、どんな食べ方をしても食い合わせが悪いということがなく、食中毒にもならないことから「当たらない」食材だといわれた。
そのことから、どんな役柄を演じても「当たらない」俳優を「大根役者」というようになったとの語源説がある。
また、大根は色が白いことから「シロウト」に通じ、演技が下手な素人役者のことを「大根役者」と呼ぶようになったともいわれる。
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>江戸言葉 月ごよみ
・『大根3題―「千六本」「大根役者」「練馬大根」』
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画像をみる>江戸野菜の振り売り(棒手振り)の絵。
*「振り売り」 :江戸時代の振り売り(棒手振り)は天秤棒の両端に商品を吊り下げて街中を歩き回りながら販売する行商人。特に野菜を売る振り売りは「青物売り」として知られ、江戸の庶民の生活に欠かせない存在。
(『熈代勝覧』(きだいしょうらん)絵巻 べルリン東洋美術館蔵)
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